Made in Kojima O・MA・MO・RI Project
倉敷市児島の縫製関連会社さんから資材を貰って
岡山県立琴浦高等支援学校の生徒さんの手により繋がる・広がるプロジェクト。
本日は倉敷市児島産業振興センターでの御守り作製実習3回目。
今月末に株式会社協同さんが提供くださる織ネームが上がって来る予定。
織ネームが入れば即、本生産に入れるように持ち回りで下手間をしていきました。
手前では御守りの紐を切る作業。
中四国繊維資材工業組合/紐組紐部会さんが提供くださった紐をカット。
リボン結びバージョンとくるみ釦バージョンでは紐の長さが違うので要注意。
2種類の長さの紐をいい感じのバランスでカットしてくれました。
縫製指示書を見ればスムーズに仕事を進めていける彼は本日も指示書を見つつ丁寧でパーフェクトな作業をしてくれました。
本当は「何百本ずつ切ってね。」と指示したいところですが、資材が足らず;
紐を生産している児島の工場さんへまた甘えに行かねば!!
(ここを見てくださっている方で紐関係の方、知り合いの居られる方、お譲りくださる方、どうぞお知らせください。)
その後ろでは飾りに使うベルトループを切る作業。
指定寸法にきっちり切っています。
彼の切ったループを並べたら本当に全てピッタリの寸法で驚き!!
然も、さほど慎重な風でもなくサラッと切っているのにお見事なカット寸法でした。
ループは工場での生産が終わると適当に結ばれていたりで結び皺も多いでのすが;
彼はきっちり皺伸ばしアイロンをしてくれました。
指示がなくともその気遣いは大切な事だし、誰しもが気付き率先して出来る事ではないのに有難い。
そのお隣では本日の紅一点。
作業がとても丁寧な彼女。
どの作業でもほぼ安心してお任せ出来ます。
自身が納得出来なかったり、良い出来なのに不安がったりで心配性な彼女ですが
最初から最後まで全ての工程において丁寧かつ慣れると速い!
高田織物株式会社さんから頂いた畳縁。
今日から新たに追加した畳縁の裁ち端に芯地を縫い付ける作業は始めに彼女を指名。
予想通り綺麗にスムーズに縫ってくれました。
奥ではくるみ釦を作る作業。
私は「くるみ釦職人のIくん」と呼んでいます。
くるみ釦作りが兎に角、速い!!!
速すぎてちょっと失敗してしまう所もあるけれど、それを除いても生産スピードが段違い。
これで失敗する事がなくなったら凄い職人技になりそうです。
持ち回り制にしたので1時間毎に作業チェンジ!
自分がやっていた作業を次の人に伝え、説明します。
ちゃんと伝える事は自分自身の復習・作業確認になる大切な事。
そして!
丸刃とはいえ電動の裁断機、もし指に引っ掛けでもしたら大事になるのですが・・
有限会社西央さんが提供くださった薄手のデニム地を重ねてチャレンジ。
刃の進む位置、左手を置く位置もしっかり教えてゴー!
左手が危険ゾーン近くに成ったら私が手を正しい位置(危なくない位置)へ戻しながら。
初めてにしてはみんな割と上手だったのですが
毎回、生徒さんの気持ちを知ろうとチャレンジしている撮影班の大橋くん。
スムーズに切り始めているようですが、1番下の生地を挟んでおらず上ばかりが切れていたという(笑
再度、1番下の生地までしっかり挟んだのを確認してから裁断チャレンジ。
切り終えた後に生徒さんから拍手喝采だったのは大橋くんのチャレンジ精神が伝わったから・・だよね。
本日は体調不良で3名の生徒さんがお休みでセンターの工房内も心なしか静かでした。
来週は学校へ出向き、新2年生と新3年生での合同練習。
新たにどんな生徒さんと出会えるやら楽しみです。
支援くださる皆々様へ。
様々な資材・労力・協賛くださり有難う御座います。
子供達は自分達が生産したモノが地域に広がる、そして売り物であるという事を理解し、本当に一生懸命に練習しています。
一歩ずつ確実に前に進んでいますが、誰しもが最初から上手くは出来ません。
練習用資材、本生産用の資材。
沢山の資材が必要です。
新たに資材のお願いに行く事もあれば、おかわりをお願いする事もあると思います。
出来る範疇で構いません。
少しだけ手を差し伸べてやってくださいませ。
大橋も私も「こんなに素敵で良いモノが仕上がったよ!」と言える様、子供達と共に頑張って参ります。
我儘、勝手を申し上げますがどうぞ宜しくお願い申し上げます。